『日本人はなぜ特攻を選んだのか』(黄文雄著)

『永遠の0』を観て、特攻隊とは何だったのか、考えたくなり、『日本人はなぜ特攻を選んだのか』 (黄文雄著)を読みました。

台湾人として生まれ、日本人に帰化した黄文雄先生から見た日本人感には胸が打たれます。

特攻を志願した若者たちは、洗脳されていたのでも、犬死であったのでもない。ましてや自爆テロとは全く違う。

公平な目で描かれています。

また、実際に有効だったのかどうか、意見が分かれるところですが、

特攻の命中率は2割程度だったという説が多いが、 戦史家の原勝洋氏が入手した米軍の機密公文書では、艦隊へ特攻攻撃を行った航空機の命中率は56%だったことが示されている。

有効でした。当時、アメリカではひた隠しにしていました。

特攻に踏み切らざるを得なくなった動機は、

最後に残された道は、一日も早く有利な条件で講和を結ぶことだが、そのためには、何が何でも敵に逆襲して講和の条件が有利になるような状況を作らなければならない。

日本が滅びるかどうかの瀬戸際に、この戦争は勝てぬかもしれぬ。しかし青年たちが国難に殉じて、いかに戦ったかと言う歴史が記憶に残るかぎり、日本と日本人は滅びない。(大西瀧治郎中将)

というものでした。

悲惨な戦争を肯定するつもりはありません。

しかし、家族を思う若者が、家族と祖国を守るために、命を捧げた姿は尊崇に値し、日本人として決して忘れてはならないものだと思います。

同書の中で登場する、隊員から家族に宛てた手紙の一部を紹介します。

素子、素子は私の顔をよく見て笑いましたよ。私の腕の中で眠りもしたし、またお風呂に入ったこともありました。素子が大きくなって私のことが知りたいときは、お前のお母さんに私のことをよくお聴きなさい。

素子という名前は私がつけたのです。素直な心の優しい、思いやりの深い人になるようにと思って、お父様が考えたのです。私はお前が大きくなって、立派な花嫁さんになって、仕合わせになったのを見届けたいのですが、若しお前が私を見知らぬまま死んでしまっても決して悲しんではなりません。

お前が大きくなって、父に会いたい時は九段へいらっしゃい。そして心に深く念ずれば、必ずお父様のお顔がお前の心の中に浮かびますよ。

(中略)

私に万一のことがあっても親なし児などと思ってはなりません。父は常に素子の身辺を護っております。

優しくて人に可愛がられる人になってください。お前が大きくなって私の事を考え始めた時に、この便りを読んで貰いなさい。

昭和十九年◯月吉日 父 植村素子へ

追伸、
素子が生まれたときおもちゃにしていた人形は、お父さんが頂いて自分の飛行機にお守りにしております。だから素子はお父さんと一緒にいたわけです。素子が知らずにいると困りますから教えてあげます。(以上、植村眞久少尉、25歳)

幾つもの手紙が紹介されており、涙なしでは読めません。

日本人を見直し、日本の誇りを取り戻す一書として、『日本人はなぜ特攻を選んだのか 』をお勧めしたいと思います。

幸福実現党 小島一郎

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