東北電力が経済産業省に電気代の値上げを申請し、受理されました。
家庭用の電力が7月から11.4%上がります。企業用の電力は17.7%上がります。
東北電力の他に、四国は月内、北海道電力は年度末までに値上げ申請をすることになると報じられています。
何となく「原発の再稼働ができないから仕方がない」というような空気が流れているようですが、本当にこれでいいのでしょうか?
泊村にある北海道電力の泊原発の施設「とまりん館」を訪ねた時に担当の方が仰っていたことを思い出します。
「北海道は炭鉱があったため、昔は火力発電所に依存していて、国内で一番電気代が高い地域だった。
そのために、経済的にも厳しい状況に陥っていた。
そのような北海道のエネルギー事情を打開するために、泊原発は建設された。
泊原発によって北海道は国内平均よりも若干安い電気料金を実現していた。
しかし、今では、泊原発は安全性が確認されているにも関わらず、再稼働が許されないために、毎日6億円の赤字を垂れ流しながら発電を続けている。
このまま、泊原発を再稼働しなければ、再び、電気代を値上げしなけらばならなくなる。
安全性が確認されていて、いつでも再稼働できるのに、国が許可を下ろさず、そのために、北海道民の皆さんに電気代の値上げという負担をしていただかなくてはならないことが、本当に悔しい」
担当の方の思いを、今でも忘れられません。
そして、電気代の値上げは、日本の経済活動を失速させることになります。
安全性が確認されている原発の再稼働をせずに電気代を上げて国民を苦しめる。
これは明らかに、不当な値上げであり、原発再稼働への判断から目を逸らしている政府の怠慢です。
幸福実現党は、安全性がすでに確認されている原発を即刻再稼働させ、国民の生活を守ることを求めます。
幸福実現党 小島一郎