天安門事件と中国民主化。


『天安門事件から「08憲章」へ 〔中国民主化のための闘いと希望〕』を読みました。2010年にノーベル平和賞を受賞した、劉暁波(リュウシャオボ)氏の著書です。

1989年6月4日、中国の多くの若者は中国の民主化実現を本気で夢見て活動し、中国共産党政府の人民解放軍の前に惨殺されました。

中国政府は天安門事件(六四事件)をなかったことにしようとしているため、中国国内では全く報道されません。反政府分子の動乱とされています。

劉氏は中国国内に残って、天安門事件に散っていった若者たちへの想いを背負うと共に、中国の大幅な民主化を求める「08憲章」の中心的起草者です。

劉暁波氏は1989年六四事件以降二度投獄され、さらに三年にわたる労働教養という監禁的刑罰に処せられながらも、彼はなお六四事件の死者たちを背負い続けてきました。

そして劉氏は、今も幽閉されながらも民主化の象徴的存在として戦い続けています。

08憲章の一部を紹介します。

自由 自由は、普遍的価値の核心である。言論・出版・信仰・集会・結社・移動・ストライキ・デモ行進などの権利は、いずれも自由の具体的な表現である。自由が盛んでなければ、現代文明には値しない。

人権 人権はl国家が賜与するものではなく、すべての人が生まれながらにして有している権利である。・・・人間は、国家の主体であり、国家は、人民に奉仕し、政府は、人民のために存在するのだ。

人権の保障 誠実に人権を保障し、人間の尊厳を守る。民意の最高機関に対し責任を負う人権委員会を設立し、政府が公権を乱用して人権を侵害するのを防止し、とりわけ公民の身体の自由を保障し、いかなる人も、不法な逮捕・拘禁・召喚・尋問・処罰を受けないようにし、労働教養制度を廃止する。

言論の自由 言論の自由・出版の自由・学問の自由を実現し、公民の知る権利と監督権を保障する。「新聞法」と「出版法」を制定し、報道規制を撤廃し、現行の「刑法」にある「国家政権転覆扇動罪」の条項を廃止し、言論の処罰を根絶する。

宗教の自由 宗教の自由と信仰の自由を保障し、政教分離を実現し、宗教および信仰の活動は、政府の干渉を受けない。・・・行政の立法により、宗教活動を管理することを禁止する。・・・

以上、08憲章のほんの一部分です。

これらは全て、日本では当たり前のことです。

しかし、この08憲章を書いた劉暁波氏は投獄されています。

日本で普通の事が実現されていないのが、中国の実態です。

今年の6月4日で、天安門事件から23年が経ちます。

中国の民主化と自由を夢見た若者たちの願いが実現されますように。

世界中に亡命しても、中国の民主化を願う活動家と、国内に踏みとどまっている劉暁波氏のような活動家の願いが実現されますように。

祈り、私自身、できることを行動していきたいと思います。

幸福実現党 小島一郎

20120513-004159.jpg
長野本部の皆さんと。帰り際に。

20120513-004307.jpg
同志の味岡淳二長野2区支部長。

コメントをどうぞ