中国「下水油」年間300万トンが食卓に!「食用油の1割が下水油!」の実態。

 

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中国には下水油(地溝油)という油があるのをご存知でしょうか。

上の写真にあるように、下水から油にするという日本人から見れば信じられないような油です。

しかも、「中国では毎年、下水油(地溝油)200~300万トンが、人々の食卓に戻ってきている」と、中国の新聞では報じています。

09年の食用油使用量は2250万トンなので、人々が口にする食用油のうち、約1割は下水油という事になります。

「下水油」の最大の問題は、発がん性があるとされる物質を含んでいる点です。

恐ろしい事です。

次のYouTube映像は、「中国当局が地溝油を百トン押収」という中国のニュース。(3分)


http://www.youtube.com/watch?v=J0Qwiel6IUg&feature=youtube_gdata_player

一般的な安いお店ではほぼ、下水油が使われていると、ニュースでは証言しています。(私も何度か中国へは出張して、地元の安いお店にも入りましたので、下水油油を口にしているのかもしれません)ビックリ!

また、こんなこともありました。

河南洛陽テレビ局の記者、李翔さんは9月18日の夜、帰宅途中に刃物で13ヶ所刺され死亡。
20日、強盗殺人の容疑で2人が捕まりました。

今年30歳の李さんは、報道担当の記者。15日の最後のブログには、地溝油製造のアジトについて書かれており、事件は地溝油の闇と関連すると見られています。

下水油の実態を中国で暴こうとすると、命を狙われるようです。

下水油“創業者”供述(1)苦心を重ねて品質改善、商品化成功(10月12日(水)サーチナ)を紹介します。

(転載始め)
 

中国の警察当局は9月13日、浙江省、山東省、河南省など広域で「下水油」を製造・販売していた関係者を一斉摘発した。“大物”のひとりとされる柳立国容疑者の供述内容の一部が、最近になり明らかになった。中国誌・新民周刊などが報じた。

 柳容疑者は山東省済南市の農村部の出身で、身分証の出生年は1975年。ただし年齢をごまかしており、実際にはもう少し若いと見られている。高校と同等の中級専門学校を卒業し、最初はアルミ工場で働いた。2003年に辞職し、小さな「油脂加工会社」を設立。飲食店近くの下水や生ごみなどから抽出した「下水油」の研究を始めたのは05年という。

 柳容疑者によると「近くにはすでに『下水油』を製造している工場があり、影響を受けた。私の工場なぞ(摘発時でも)中程度の規模にすぎない」という。警察官のひとりも、少なくとも2005年ごろには、柳容疑者と比べてはるかに大きな規模で下水油を製造していた者がいたと認めた。

 現在では下水油を製造する技術も普及し、比較的簡単に“創業”できるが、柳容疑者が「開発」を始めた当時は事情が違った。最初にできた「油」は、しょうゆのような色が付いていて、食用油として販売することは不可能だった。費用にも行きづまり、柳容疑者は下水油の開発を進めていた「研究所」も手放さざるをえなくなった。

 しかし、柳容疑者はあきらめなかった。地道な研究を続け、少しずつ品質を改良した。品質の向上とともに下水油は少しずつ売れるようになり、柳容疑者は資金の回収と蓄積に成功した。“事業”が軌道に乗ってからも、柳容疑者は4年間にわたり、自ら下水油の品質の向上に心血を注いだという。

(転載終わり)

記事を読む限りでは、中国では摘発もされずに、大々的に下水油業者が存在していることが分かります。

数年前から問題視されながらも、解決されない背景には、「特別提供食品」しか口にしない官僚らの無関心さがあると指摘されています。

さらに、続きの記事下水油“創業者”供述(2)バイオ企業として認められ優遇受けるを紹介します。

(転載始め)

中国の警察当局は9月13日、広い範囲で「下水油」を製造・販売していた関係者を一斉摘発した。“大物”のひとりとされる柳立国容疑者の供述内容の一部が、最近になり明らかになった。柳被告は「下水油」の製造法を確立し資金を得ると、新たに企業を設立。バイオ企業として現地政府の認定も受け、奨励金まで受け取っていた。中国誌・新民周刊などが報じた。

 柳被告は2007年、知人とともに山東省臨沂市に「下水油」を生産するための企業を少なくとも5社、設立した。企業によっては経営を他人に任せており、実質的な「企業グループ」を形成していた。日産能力は120トン以上、30トン以上、60トン以上、80トン以上など、それぞれだった。

 柳被告は2010年5月、済寧格林生物エネルギー有限公司を設立した。会社所在地は農村部で、地元住民が参加する環境評価公聴会も行った。最終的に山東省科学院が、「環境面で問題がない」と認定した。

  同社は「年間4万トン以上のバイオ・ディーゼルオイルを生産」などの業務内容を登記していたが、「下水油」の製造・販売で会社を成長させるとの信念に、揺るぎはなかったという。一方で済寧格林生物エネルギーは地元政府からバイオ企業と認定され、政策上の優遇の対象になった。

  同社設立にあたり、柳被告は従業員30人あまりを募集した。月給は3000元前後で、周辺地域の企業ではありえない高給だった。ただし、秘密保持などは極めて厳格で、会社外の人間との交流も禁止した。

  地元住民によると、柳容疑者は地元の共産党・政府幹部との関係構築に熱心で、一部幹部とは親族関係になっていたという。

(転載終わり)

 天津、河北、北京に、下水や生ごみを加工した地溝油(下水油)の製造所が現在もなお、多数存在しています。

天津市内で「下水油」を製造している工場は、事務所に各種の生産許可証を掲げています。製品にQS認証(品質安全認証)を取得している業者もいます。

「大丈夫なんだよ。『背景』がなければ逆に、こんな仕事はだきないね」と語ったと、新華社では報じています。「背景」とは、有力者とのつながり、いわゆる「コネ」を意味する表現。

 下水油は製品として食品加工企業や食品卸市場に大量に流れています。消費者向けのパッケージにつめて、スーパーマーケットで売られている場合もあると言います。

 北京市質量技術監督局(品質技術監督局)によると、市民からの通報にもとづき、品質検査を行うが、過去2年間に「下水油」に関連する通報はないとの事です。

しかし、最初の映像を見れば分かるように、下水油かどうかはきちんと調べれば発見できます。

つまり、解決できる問題です。

モラルの崩壊とコネの横行によって、中国人民の健康は脅かされています。

観光客も要注意です。安いお店には入らない事で自衛するしかありません。

逆に考えれば、食料の危機を感じている中国には、日本の食用油は輸出のチャンスなのかもしれません。高くても品質のいいものは売れるでしょう。

中国の下水油が食卓から消える事を願うばかりです。

幸福実現党 小島一郎

次の映像は、日本の番組で下水油が取り上げられた番組映像です。(約10分)

http://www.youtube.com/watch?v=cKNL15cWkMo&feature=youtube_gdata_player

コメント “中国「下水油」年間300万トンが食卓に!「食用油の1割が下水油!」の実態。”

  1. 「中国の下水油」日本にも輸入されている可能性あり。 | 小島一郎 official web site 幸福実現党

    […] 以前、『中国「下水油」年間300万トンが食卓に!「食用油の1割が下水油!」の実態。』という記事を紹介しました。衝撃的な内容だったため、かなりの反響を頂きました。 […]

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