2011年7月「ウイグル自治区ホータン、カシュガル虐殺」事件を考える

8月16日の朝日新聞で、「ウイグル自治区で住民100人超拘束か

という記事がありましたので紹介したいと思います。

(転載始め)

香港の人権団体、中国人権民主化運動情報センターは11日、中国当局が7月末以降、新疆ウイグル自治区アクス地方の町クチャで、地元住民100人以上を「敵対勢力」として拘束したと伝えた。

同センターによると、同自治区カシュガル市で市民らが刃物で襲われる事件が続いた7月末以降、同市の北東約600キロにあるクチャで住民が相次いで拘束された。

武装警察など2千人規模の治安部隊が巡回するなど、厳しい警戒態勢が敷かれているという。

当局はカシュガルの事件を宗教過激派グループによるテロと断定しており、ウイグル系住民の一部をそうしたグループと関係する「敵対勢力」として摘発している可能性がある。

クチャでは北京五輪期間中の2008年8月、警察施設などが爆破される事件が起きた。

(転載終わり)

次に世界ウイグル会議のHPの中で、最新記事、

世界ウイグル会議は、新たにパキスタンから中国へ強制送還されたことを強く非難する

を紹介したいと思います。

ホータン、カシュガルでの襲撃事件にも言及されおり、

中国政府がウイグル自治区で今もなお行っている、実態が述べられています。

(転載始め)

世界ウイグル会議(WUC)は、女性一人と二人の子供を含む5人のウイグル人が、パキスタンから中国に送還されたことを強く非難する。

5人は目隠しと手錠をされ、2011年8月9日の8時から9時の間(現地時間)にベナジル・ブット国際空港に連行され、東トルキスタンのウルムチ行き中国南方航空機に搭乗させられた。

彼らは厳しい処罰を受ける可能性がある。

過去に中国に送還されたウイグル人は、送還後に、勾留、投獄、刑の宣告、拷問、処刑、行方不明になっている。

(中略)

5人が中国へ送還されたのは、カシュガルで暴力事件が発生してから2週間も経過していない。

国家管理下にある中国メディアによると、2011年7月30日及び31日にカシュガルにおいて、2つの別個の事件で、少なくとも14人が殺害され、42人が負傷した。

さらに2011年7月18日に中国治安維持軍は、ホータン市内におけるウイグル人のデモを容赦なく残忍に取り締まり、少なくとも20人を殺害した。

中国政府はホータンとカシュガルの事件に対して、「違法な宗教活動」の制限に加え、東トルキスタンにおける最大規模の治安取締りを命じた。

逮捕、勾留、処刑、カシュガルのようなウイグルの歴史的建造物を破壊する等、ウイグル人に対する差別政策がこれらの問題の根源であるという認識なしに、中国政府はカシュガルでの攻撃を、隣接するパキスタンで訓練を受けた、東トルキスタンイスラム運動(ETIM)の一員による犯行だとしている。

しかし、学者や亡命ウイグル人グループは、中国がテロ組織としているETIMの存在に大きな疑問を抱いている。

ETIMが存在するという証拠のすべては中国側情報源であり、その信憑性は疑われている。

中国治安維持軍は、カシュガルの暴力事件の背後にいたとされている2人のウイグル人、メムティエリ・ティリワルディとトゥルスン・ヘセンを射殺した。

2人を生きたままとらえることができたにも関わらず、中国当局は即座に彼らを殺害した。

これは、どんな抗議も許されないという明白なメッセージを東トルキスタンのウイグル住民に対して送るだけでなく、攻撃の背後にある理由やETIM自体に関しての情報を得ることを阻止したものである。

カシュガル事件の後に、中国と長い間友好国であるパキスタンは即座に、ETIMに対抗する中国政府に対しての、全面的な支持を表明した。

5人の国外追放に対する理由が確認されていないが、パキスタン当局が2国間の良好な関係を維持することを優先し、中国政府の要求に応じたものと、世界ウイグル会議は考えている。

これらの人々を中国に送還することによりパキスタンは、いずれの者をも「その者に対する拷問が行われるおそれがあると信ずるに足る実質的な根拠がある」国への送還を禁止する国際連合拷問禁止条約(CAT)に違反している

「中国は拘留中に虐待や拷問を行うことは有名で、この人々ががどんな告発をされていたにしても、パキスタンは彼らを中国へ送り返すべきではない」、

「さらに中国には、パキスタンから強制送還されたウイグル人を、処刑、拷問、投獄したという記録も残る」

とウイグル人権活動のリーダ、ラビヤ・カーディル氏は語る。

(後略)

(転載終わり)

7月18日に東トルキスタンのホータンでウイグル人虐殺事件が起きました。

新華社通信や中国新疆ウイグル自治区政府は、今回の事件について、ウイグル人の「暴漢」が警察署を襲撃し、人質をとって銃撃戦になり、数人が死亡したと伝えました。

地元当局者の証言として、「イスラム教徒のウイグル族を中心とする分離独立主義者による組織的かつ計画的なテロ攻撃だ」としました。

しかし、世界ウイグル会議はこの中国当局の主張を真っ向から否定しています。

真相は、2009年のウルムチでの虐殺と同様に、

ウイグル人の平和的なデモ行進を中国当局の武装警察が徹底的に鎮圧したものです。

100人以上のウイグル人がデモに参加しましたが、武装警察の銃撃などにより、少なくとも20人が殺害され、12人が重傷を負いました。

中国政府による、ウイグル人虐殺です。

7月31日、東京下北沢の北沢タウンホール第一集会室にいて、

「2011年7月のホータン事件を考える」と題し、緊急集会を開催されました。(映像はその時の様子)

(前半数分間、イリハム氏が話しています)

さらに、中国の新疆ウイグル自治区カシュガル市で7月30日と31日に連続派出所襲撃事件が起きました。

地元警察は、容疑者として探していたウイグル族の男性2人を市郊外で発見し、射殺。

当局は「海外で訓練されたテロリストによって率いられた宗教過激派勢力の仕業」として拠点を捜索、摘発を強化しています。

30日、31日の両事件で射殺されるなどして死亡したウイグル人は少なくとも14人。

中国共産党は「武装テロリスト集団による組織的な犯行」との見解を示し、市内の警備態勢を強化しています。

また、ウイグル族の独立運動への参加を呼び掛けるビラが見つかったとして、厳戒態勢を敷き、地元住民100人超を拘束。

現在も、ウイグル族住民への厳しい取り締まりが続いています。

これが、現在、東トルキスタン(ウイグル自治区)で起きている真実です。

中国政府による民族虐殺です。

中国政府からの発信では、ウイグル人が襲撃している犯人としていますが、

実態は、平和的なデモを無差別に発砲する、「無差別虐殺」です。

かつて中国に侵略されて、国を失った東トルキスタンは、

今もなお、中国に民族的弾圧を受け続けています。

そして、「この実態は明日の日本の姿になる可能性がある」と警笛を鳴らすのが、

日本ウイグル会議代表のイリハム・マハムティ氏です。

こうした事態を受け、8月18日(木)21:00~の幸福実現TVでは、

ゲストにイリハム・マハムティ世界ウイグル会議日本代表をお招きして、

「ウイグル虐殺の真実と日本」をお送り致します。

ウイグルで生き抜き、そして日本に帰化したイリハム氏にしか語れない

「今、ウイグルで起きている実態」、

「ウイグルの真実」(核実験、ウルムチ虐殺など)、

そして「日本が自治区にならないためにするべきこと」

について迫ります。

東トルキスタン(=ウイグル)という、中国の自治区にされてしまった国の悲劇を知ることで、

日本の未来について考えてまいります。

是非、侵略国家・中華帝国の本質をご覧ください!

【イリハム・マハティ氏プロフィール】

日本ウイグル協会会長。1969年、ウイグルのコムル(ハミ)生まれ、新疆大学卒業。

2001年、来日、日本語学校・コンピュータ専門学校を経て2005年日本のIT企業に就職。

2008年、世界ウイグル会議の日本支部である「日本ウイグル協会」が設立され、その代表に就任。

世界ウイグル会議、日本全権代表。

米国在住のウイグル人活動家ラビア・カーディル女史(ノーベル平和賞ノミネート)らとともにウイグルの人権問題解決のために活動をされている。

著書に『中国の狙いは民族絶滅―チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い』『7.5ウイグル虐殺の真実―ウルムチで起こったことは、日本でも起きる』等があります。

放送時間帯(8月18日(木)21:00~)に下記URLに直接アクセス頂ければご覧頂けます。

http://bit.ly/usthrp

過去の番組は、下記からご覧いただけます。

http://www.youtube.com/user/hrpchannel?blend=3&ob=5

幸福実現党 小島一郎

コメント “2011年7月「ウイグル自治区ホータン、カシュガル虐殺」事件を考える”

  1. イリハム・マハムティ氏が語る「ウイグル虐殺の真実と日本。」 | 小島一郎 official web site 幸福実現党

    […] ほんの1ヶ月も経っていない、ウイグルのホータン、カシュガルでの事件。 […]

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