アメリカの国防計画QDR「(中国の)A2/AD戦略に備えよ」②:エア・シー・バトル戦略

昨日に続いて、QDR(Quadrennial Defense Review)についてです。

中国のA2/AD戦略に備えるための、

「AirSea Battle」(エア・シー・バトル)についてです。

簡単にまとめてみたいと思います。

専門的に学んでいる方には物足りないところもあるかとは思いますが、ご了承ください。

エア・シー・バトルの戦略目標は、「米国の兵力投入能力を妨害する戦略への対抗で、

戦争に勝つための戦略ではなく、西太平洋地域での軍事バランスを安定化させること」です。

つまり、中国との戦争を想定するのではなく、中国との軍事バランスを均衡化することで、

戦争を避けつつ、外交的な力を発揮し続けることが戦略目標です。

そのポイントは、

①中国が日本の米軍基地を攻撃する前に、米海軍・空軍の連携により、ステルス爆撃機や無人爆撃機を使い、中国のレーダーシステムを破壊してしまうこと。

②同盟国(主に日本)と連携して、海上封鎖(バシー海峡、ルソン海峡、マラッカ海峡、スンダ海峡、ロンボク海峡)を実施し、西太平洋のシーレーンを確保することです。

ここで、対A2/AD戦略で最も重要なことは、同盟国(特に標的とされている日本)との強固な連携が必要です。

アメリカと中国の二国間が危機的な状況に陥る時に、

日本はためらうことなく、アメリカを支持し、同盟国として軍事的に連携することを表明できるかどうか。

政治的なリーダーシップ、判断が試されることになります。

最悪は、「中国に配慮して中立の立場を取る」ことです。

その場合には、アメリカ・中国両国から非難・敵対され、

さらに、「日本本土が戦場になる」という最悪の結果を招くことになります。

つまり、アメリカのエア・シー・バトル戦略によって、

中国のA2/AD戦略を阻止するためには、

アメリカの同盟国である日本の判断と行動が求められます。

防衛行動の連携と共に、日本の基地における「抑止力」を強化することです。

当然、今の憲法9条では同盟国としての動きはできません。

10年先を見据え、中国、アメリカの軍事戦略を考えるならば、

早急に憲法9条を改正する必要があります。

まずは、中国(さらに北朝鮮)に対しては憲法9条の適用を除外することで、

アジア、そして西太平洋の危機に対しては、同盟国であるアメリカと協力して

対応することが可能になります。

このような戦略的な背景から、幸福実現党は、国防について論じています。

断固、国民の命、安全、財産を守ります。

小島一郎

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