安い!中国露店事情―北京レポートその2

今朝の辻立ちの後、支部で。今日は一番の寒さ更新でした。ブルブル。

昨日に続いて、私の友人Jの北京レポートは紹介します。

涙ぐましい露店生活を送っています。

今日は、中国の露店事情です。

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中国は格差社会といわれる。それも中間層の少ない格差社会だ。

農村と都市部の格差だけではない。

都市部の中にも格差は存在している。

北京だけをみても、生活レベルの格差は明らかだ。

農村からの出稼ぎ労働者は建設中のビルの中にベッドを入れて生活している。

部屋にトイレがなく、公共トイレを使っている人もざらにいる。

もちろん、公共トイレには扉などない。

一方で、ベンツやBMWの数は東京と比べて明らかに多い。

日本円で1億円するマンションも当たり前だ。

有機野菜を売っているような安全なスーパーは日本よりも平均単価が高い。

まともなクリーニング屋はワイシャツ1枚が300円以上もする。

衛生的な飲食店では普通に注文しても1000円前後だ。

第一、数人で皿をつつくことを想定した中華料理を一人で食べきれるはずがない。

日本国憲法で保障されている健康で文化的な最低限度の生活を

中国で送るためのハードルは意外と高いのだ。

中国だからといって侮ってはいけない。

これは、日本ではなかなか理解しがたい事実だ。

従って、私は、健康で文化的な最低限度の生活は諦めた。

こうなれば月収3、4万の人々の生活空間に入り込む覚悟を決めた。

まず、野菜や果物を買うのは地元の市場。

市場はけっこういろいろなところにあり、

三丁目の夕日」の世界に生きる地元人々の台所となっている。

汚いのが特長だが勿論値段は安い。

外国人が安心して買えるスーパーの3分の1から5分の1といったところだろうか。

中国では、こうした市場に限らず、どこでも値段は全て500gで表示されており、

量り売りが基本だ。

最初はわかりずらいが、慣れてくれば価格変動が一目瞭然となる。

最近は異常気象のせいか、野菜の値段が一斉に上がった。

しかし、スイカの大玉が1個150円程度で買えるのは市場の魅力だ。

北京の中国人スタッフは「あまり安い米は買わないほうがいいですよ」と

アドバイスをくれる。

実際に、農薬たっぷりなのか、メラニン入りなのか、

安いには安いなりの理由があるのだろう。

まあ、その辺は割り切るしかない。

そして、外食は道路にテーブルと椅子を並べている屋台。

衛生的とはいえない地元の人々が集まる場所だ。

中国では、夏になると、こうした道端で食べる店が多い。

中国人は串焼きが大好きで、そうした店の多くも串焼屋だ。

肉は牛、豚、羊と、だいたい3種類揃っているが、

羊を注文して本物の羊が出てきたためしはない。

羊は原価が高いそうで、多くの店では全然違う肉を平気で羊と称して出す。

本当に羊なのかと聞き返しても羊だと答える。

まあ、1本が20円から70円くらいだし、結果的においしいので、

こちらとしては文句もない。

日本ではコストのかかる炭火焼きも、

中国では当たり前で、焼き物はすべて炭火だ。炭火しかない。

確かにどこも味は悪くない。

衛生上は問題あるが、こんなもんで食事が済めばお得だ。

しかし、私はさらに安い食べ物を発見した。

道端で売っている中国版の“おでん”だ。

屋台の上には串に刺された様々な具材が所狭しとお湯に浸かっている。

じゃがいも、ソーセージ、しらたき・・・などなど。

しかし、埃っぽい北京の道路わきに並べられている食べ物は、

見た目からして衛生的とはいえない。

どこの水を使っているかもわからない。

具材自体どこでどう仕込まれたものなのか疑わしい。

しかし、1串7円だ。10本食べても70円!

安いんだから多少不衛生でも我慢することにしている。

というより、不衛生でも全然気にならない。

むしろ、近所の人々に混じって安い食べ物をつつくことは正直好きだ。

そんな店で地元の人の話に耳を傾ければ、今の中国の現状も見えてくる。

あるとき聞いた話を総合すると、こうだ。

中国では医療保障制度がずさんなこともあり、病院にかかれない人も多い。

その割に病院はいつも満員で、長い時間待たされる。

特に、有名な心臓外科医の教授はすごい人気のようで、

なかなか診てもらうことはできないのだそうだ。

そこに目をつけたのが、その店に来て話をしていた人だ。

中国では診察を受けるためには8時から番号札を受け取らなければならないが、

この番号札を売る仕事があるのだという。

番号札を受け取るために一体何時から並ぶのかわからないが、

人気の先生は1万元(約13万)で売れるのだそうだ。

まったくニーズのあるところに商売ありだが、

これも格差社会の象徴のような話だ。

上流階級のPさん(J氏の部下・女性)には、屋台で食べるなどありえないことのようで、

安いおでん屋のみならず、普通の串焼き屋も絶対に行かない。

Pさんからは「お腹をこわしたらどうするんですか!」と責められるが、

私はお腹をこわしたことなどない。

北京でも出張先でも、食事の時、たまにPさんを露店に誘うが、

あからさまに軽蔑した目で嫌な顔をされる。

結局、クーラーの効いた明るくて清潔な店に行くことになるのは言うまでもない。

(つづく)

私も重慶に行ったときに露店のラーメンを食べました。

一杯70円。安い。

意外と美味しかったですよ。

道端にあるおでんには手が出ませんでした。J氏はすごい。

中国人のたくましさは大したものですが、

やっぱり日本の繊細で美味しい食事が一番ですね。

小島一郎

コメント “安い!中国露店事情―北京レポートその2”

  1. LEMON

    中国の共同のトイレは、戸がないんですか?
    それだけで、中国では生活できないな(笑)

    露店で食べるとしたら、ラーメンとかおでんは食べるかもしれないです。
    串焼きは、お肉はちょっと恐い感じです。
    なんの肉かわからないし、1本7円は安すぎて恐いです。犬とか猿だったらいやだし。

    中国は、凄い格差社会ですね。
    銀座でも中国の人は、高額商品を買ってるみたいだし、秋葉原でもたくさん買っているし、落差が激しいですね。

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