書評

『米中もし戦わば』(ピーター・ナヴァロ著)

ブログ再開のリハビリは続きます。

『米中もし戦わば』(ピーター・ナヴァロ著)は、最近読んだ本で最も感銘を受けた本です。

コアな国防勉強会に参加した時に紹介いただいた本です。

早速読んでみました。

著者のピーター・ナヴァロ氏は、トランプ政権顧問です。帯にもありますが、防衛省現役組が読んでいるとのこと。

内容は、日本にとって最も重要な中国問題について、「米中戦争は有り得るのか?」「あるとすれば、何がキッカケとなるのか?今のままではどうなるのか」「現実の中国の軍事的・総合的台頭に対して、これから何をしていくべきなのか」、章ごとの簡単な設問とその内容を立証する形で進みます。

読みやすく、分りやすい。

そして、トランプ次期大統領が中国に対して、経済政策と国防政策の両面から進めようとしている戦略が見えてきます。

アメリカ大統領選挙は、トランプ氏が当選して本当に良かったと、国防面からも、改めて実感することでしょう。

クリントン政権下の経済政策によってアメリカの工場が中国へ行き、中国経済を太らせ、それがそのまま中国軍事費の増大となり、今やアメリカをも脅かし、アジアの危機となっています。

中国は、サイバー攻撃やスパイ行為によって、アメリカから重大な機密を持ち出し、対空母ミサイルの開発、宇宙軍事技術、サイバー攻撃、第五世代戦闘機の開発と生産(アメリカの第五世代戦闘機を既に数で上回っている)等により、軍事的にアメリカを脅かすところまで来ており、そのまま日本を始めとするアジアの危機に直結しています。

そのリアルな現実に対して、トランプ新政権は、「トランプ革命」とも言える経済・国防一体型の戦略により、中国包囲網を作ろうとしていることが、国防面から理解できる最新のテキストだと思います。

宮古島沖を中国軍戦闘機が我が物顔で通過しているような今、現実の危機を見据えつつ、アメリカの戦略の一端を垣間見る一冊です。

トランプ氏自身が書いた 『THE TRUMP – 傷ついたアメリカ、最強の切り札』 –と、併せて読むと、より立体的にトランプ政権による未来が見えてきます。

『THE TRUMP – 傷ついたアメリカ、最強の切り札』 –は、ハートに直接訴えるトランプ・マニュフェストのような本です。

おススメです。

そして、トランプ次期大統領時代のアメリカ最新政治事情を知るならコチラ。

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及川幸久外務局長による、「ここでしか聴けない!アメリカ最新政治事情セミナー」
です。

12月24日(土)13:00~14:30 幸福実現党党本部で開催です。

幸福実現党 小島一郎

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