心に語る、涙が流れる、『ぼくらの祖国』(青山繁晴著)


『ぼくらの祖国』(青山繁晴著)を紹介したいと思います。

たった一度の敗戦を経験しただけで、祖国とは何かを教えなくなってしまった日本。祖国を教えなくなったことによって、日本は国としてのアイデンティティを失いました。

本書は、青山繁晴氏が学生の目線で分かりやすく、心に直接訴えます。

現場に足を運び、直接目で見て感じたことを、率直に語るので、説得力があります。

少しだけ紹介したいと思います。

(引用始め)

東京電力は、2011年の冬に、福島第一原発の事故が主として津波によって引き起こされたという中間報告を公表し、「だから仕方なかった」という姿勢をとった。

(中略)

東北電力は、社内でごく少数の技術者が津波への備えを主張して、政府の指導よりも5メートル高くした。

そのため東北電力女川原発は、東京電力福島第一原発と同規模の地震に襲われながら、ほとんど被害はなかった。それどころか地震に耐え、津波を回避した安全な場所として、地元住民が自然に集まって避難していた。

(引用終わり)

青山氏は福島第一原発事故の後、政府の許可を得て第一原発の吉田所長のもとを訪れています。その時の吉田所長の責任ある対応、心意気が書かれています。

硫黄島(いおうとう)の章は幾度となく涙がこみ上げました。2万人もの犠牲を払った硫黄島での戦闘。その英霊たちの心意気を私たちは教育で教わっていません。硫黄島で戦った米兵は、アメリカでは英雄として扱われているのにー。

ここでも青山氏は政府に交渉を重ねて、硫黄島を自由に視察する許可を得ます。(硫黄島での写真も掲載されています)

(引用始め)

栗林中将の豊かな、丁寧な戦闘訓練のなかでも、二つのことを禁じたことが大切だった。一つ、自決をしてはならぬ。一つ、万歳突撃をしてはならぬ。

それを聞いた将兵からは反乱の動きがあったと言う。

まったく楽ではないけれども、最後はそのように(自決や万歳突撃)死ねると、それだけを楽しみにむしろ戦っているのに、それを禁じるとはどういうことか。

おまえたち、アメリカ軍がなぜ硫黄島を取ると思うか。

アメリは本当はもう日本の港や工場に関心は薄いぞ。そうではなく、爆撃の目的はもはや本土で女と子供を殺すことだ。女と子供をを殺す、すなわち民族を根絶やしにされると日本に恐れさせて降伏に導くのが、アメリカ軍が硫黄島を取る本当の理由である。

だから今から穴を掘ろう、穴を掘って立てこもって、やがて、みな死ぬ。

みな死に、故郷には帰れない、家族には会えない。

しかし穴を掘って立てこもったら一日戦いを引き延ばせるかもしれない、最後は負けても、一日引き延ばしたら爆撃が一日、遅れて一日分、本土で女と子供が生き延びる、二日延ばしたら、本土で女と子供が生き残る。

だから穴を掘ろう。

(中略)

やがて二万一千人が心を一つにして穴を掘り始めた。

(引用終わり)

70度の硫黄島で生爪を剥がしながら、本土の女と子供が一日でも生き延びることを願いながら穴を掘りました。彼らは戦闘で二万人が亡くなります。

涙が何度もこみ上げました。電車で読んでいたので、辛うじて耐えました。

戦争で戦った方々は、愛する祖国を守り、家族を守るために戦い、散っていきました。

私たちは目をそらしてはなりません。

本書では祖国とは何か国とは何かを、私たちの先輩たちや震災を通じた生きざまから感じ取れます。

日本が何かおかしいと思う方には読んでいただきたい。

やる気が出てこない、自信が持てない方も読んでいただきたい。戦後教育の中で大切なこと、祖国とは何かということを教わっていないからかもしれません。

そして、感動をしたいと思う方、心に潤いを求めている方にもオススメです。

私の政治の原点は、愛する日本を建て直したいという気持ちです。日本を守り、子供たちの未来を守りたいという心です。

そんな私自身の政治の原点を確認させて頂きました。感謝です。

幸福実現党 小島一郎

コメントをどうぞ