北京レポート(2011.7.5)

北京に出張してきました。

7月1日の共産党90周年記念日に合わせて行きました。

TVでは大げさに放映しているのと対照的に、北京はたまに「90」と花で書かれている飾りがあるくらいで、

そんなに関心がある感じではありませんでした。

一見、平和で自由な雰囲気な中国ですが、

日本との決定的な違いは、路上でチラシを配布したり、何か訴えている人はどこにもいないということ。

天安門広場にも行きました。

平和でした。が、どこに入るにも必ず空港にあるようなX線検査機があり、手荷物は検査されます。

天安門広場も抗日記念館も地下鉄に乗るのもチェックされました。

なぜかいつも私はチェックされ、じっくりとカバンの中身を調べられます。

地元の方に聞くと、メール、(中国版)ツイッター、HPは30万人のネット警察にすべてチェックされています。

なので、当局に都合の悪い内容を書くと、

勝手に消されるそうです。(日本では考えられません)

さらりと話すのですが、ビックリすることです。

「このような不自由な状況は嫌だ」と、回りを気にしながら言っていました。

最近の中国では、盗聴器が仕掛けられているのではなく、

自分たちが持っている携帯電話が発している電波によって、

自分の携帯電話そのものが盗聴器になっているそうです。(驚き!)

電源を切っても電波が出ているので、会話は当局に録音されている。

電池を外すか、家に携帯電話を置いていかないと、常に会話は録音されています。

同行した方の友人は、日本語を専攻しているので、当局に日本語での盗聴の仕事をしているそうです。

私の隣にいる人の友人でも盗聴の仕事をしている社会。それが中国。

その反面、観光客と同じように、写真を撮ったり、ビデオを撮ったりは自由でした。

信号も守らない。

中国人は好き勝手、車をすれすれでかわしながら、のびのび道路を歩いています。

中国には、自分勝手にふるまう自我は許されますが、

共産党当局を脅かす可能性のある言動の自由は全くありません。

ある程度の生活レベルが満たされてくると、言論の自由のない統制社会は苦痛です。

私は無事、北京へ行き、帰国しました。ありがたいことです。

江沢民元国家主席は、危篤で機械で心臓を動かして延命している状態。

立党90周年記念式典が終わり、落ち着いたら、亡くなるというシナリオなのでしょう。

何かが起きるかもしれません。

今後、何回かに分けて、北京レポートを送ります。お楽しみに!

小島一郎

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