「中国ジャスミン革命」の実情(北京より)


中国「ジャスミン革命」は厳戒体制をしかれて抑えられている

というニュースが新聞を賑わせています。

中国では今、全人代2011期間中なのと、

中国全土で集会が呼び掛けられたため、

北京の王府井(ワンフーチン)では外国人記者のパスポートチェックなど、

中国30ヶ所以上で厳戒体制が敷かれて、より一層厳しさが増しています。

中国に在住している私の友人に状況を聞いてみました。

まず、ネイティブの中国人にはリビアの情報はほとんど入ってこない。

集会の情報も基本的には、即、消去されてしまうため、中国人には分からなくなっている。

集会は完全に抑えられている。

中国当局の方が情報が早いので、集うこともできない。

現地のマスコミには何も報道されないので、ネイティブの中国人にとっては

静かなもの。また、リビアの報道は、

「現地では食料が足りなくなって困っている」程度。

中国語のみで情報を得ているネイティブ中国人にとっては、

完全に中国当局に抑えられた、静かな状況が展開している。

日本語や英語で情報を取ると、中国語報道とのギャップのすごさに驚きだそうです。

中国では、89年の天安門事件の教訓をもとに、

すべてを未然に防ぐことに集中し、実際、現地で見る限りではそれが成功しているようです。

ホテルではCNNやNHKは流れています。

また、アイフォンアプリなどで情報(中国語以外)を取ることはできます。

しかし、そこからネイティブの中国人に情報を伝えるとなるとすべてシャットアウト。

3月3日のブログで紹介した「金盾(キンジュン)」という、

世界最強の情報統制システムが鉄壁のガードをしているようです。

全人代で5日に公表された2011年の予算案で、

治安維持費は前年実績比13.8%増の6244億元。

額も伸び率も国防予算費を上回っています。

しかし、どのような最強のシステムも統制体制も

人間の自由を求める心や真実を知ろうとする心を抑えることはできません。

中国人が自由化・民主化され、一日も早く中国人の方々が自由と民主主義を味わえる日が来ることを祈ります。

小島一郎

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